IoT の活用に向けた IT 担当幹部による IT 部門の変革

スマート コネクティッド プロダクツを活用するために、IT 担当幹部はどの点に目を向けるべきでしょうか。

この製品データをすべて管理して分析する方法とは?

データの量、複雑さ、戦略的重要性が増しているため、各ビジネス機能が独自にデータを管理したり、独自のデータ分析機能を構築したり、データ セキュリティに対応したりすることは望ましくなく、もはや現実的ですらなくなりました。新しいデータ リソースを最大限に活用するために、多くの企業は、データ収集、集計、および分析を統合し、複数の職務や事業ユニットにわたり利用できるデータと情報の構築の責任を負う専門のデータ グループを立ち上げています。

製品開発部門とどのように協力していくか?

スマート コネクティッド プロダクツの開発において、IT 部門はより中核的な役割を担う必要があります。しかし、2 つの部門は製品開発におけるコラボレーションの経験がほとんどなく、一部の組織では対立すらしてきました。現在、この新しい関係にはさまざまな組織モデルが台頭しています。一部の企業では IT チームを研究開発部門に組み入れています。IT 担当者を含む職能横断的な製品設計チームを立ち上げ、独立した指揮命令系統を維持している企業もあります。

社内に適切なスキルがあるか?

従来、研究開発部門が製品を開発し、IT 部門は主に企業全体のコンピューティング インフラストラクチャを担当し、コンピュータ支援設計、エンタープライズ リソース プランニング、顧客関係管理など、職務グループが使用するソフトウェア ツールの管理に携わっていました。しかし、スマート コネクティッド プロダクツの開発では、IT 部門がより中核的な役割を担い、スマート コネクティッド プロダクツに必要なソフトウェアベースのテクノロジ、通信インフラストラクチャ、データ分析機能をサポートする必要があります。

セキュリティについてはどうか?

最近まで、製造企業における IT 部門の主な役割は、社内のデータ センター、ビジネス システム、コンピュータ、ネットワークを保護することでした。スマート コネクティッド デバイスの出現により、状況は大きく変わりました。IT セキュリティの確保という任務は、今やあらゆる部門に関連しています。ただし、IT 部門は、データおよびネットワーク セキュリティのベスト プラクティスの識別と導入において引き続き中心的な役割を果たすでしょう。

他社はどのように移行を成功させたか?

科学機器のトップ企業である Thermo Fisher Scientific 社では、IT 部門のメンバーが直接、上下関係構造と共通の目標が設定された研究開発部門内で働いています。これにより、Thermo Fisher 社では製品クラウドの定義と構築、製品データの安全なキャプチャ、分析、保管、そして社内と顧客へのデータの配布において、高い効果が現れています。