Rambøll Group、1,000 人のエンジニアの計算管理に PTC Mathcad を導入

あらゆるプロジェクトの中核にある工学技術計算を含む知的資本を保存し、共有することは、同社の成功の柱となっています。

Ramboll 社のロゴ

コペンハーゲンに本社を置く The Rambøll Group は、北欧地域の主要エンジニアリング会社として、インフラストラクチャ、電気通信、建築、健康、産業、石油 / ガス、エネルギー、環境、IT、管理における総合コンサルティング サービスを提供しています。Rambøll 社は先日、北欧大手コンサルティング会社である Scandiaconsult 社を買収してその規模が倍増した結果、従業員 4,200 名を擁し、北欧地域と世界各地に 70 のオフィスを持つ合併会社となりました。Rambøll Group は、年間 3 億 8000 万ユーロを超える売上高 / 収益をあげ、100 を超える国々で持続可能な開発に熱心に取り組んでいます。最近手がけたプロジェクトには、アルジェリアとスペインをつなぐ天然ガス パイプラインや、スウェーデンの新しい 3G ネットワーク用タワーなどがあります。

エンジニアリングは多くの企業を成功に導きますが、Rambøll 社にとってはそれが本業です。このため、あらゆるプロジェクトの中核にある工学技術計算を含む知的資本を保存し、共有することは、同社の成功の柱となっています。同社は、手作業、電卓、スプレッドシート、ワード プロセッシング プログラム、スタンドアロンの数学ソフトウェアなど、従来の方法で計算を行う習慣を最低限に抑えようとしています。従来のアプローチを回避することで、Rambøll 社は、デスク、個人のハード ドライブ、文書管理システム、ファイル キャビネットなどに散乱しがちな計算を管理する手間を省くことができています。従来の方法でエンジニアリングを行う企業は、知的資産を浪費すると同時に、不要な再設計を行い多大な損失を招く恐れがあります。

代わりに Rambøll 社は、イントラネットベースの計算管理ソリューションである PTC Mathcad を導入しました。計算管理とは、情報管理の原則と技術を伝統的なハウスキーピング処理 (重複情報を削除すること) と組み合わせてエンジニアリングに適用し、リスクの低減、やり直し作業の軽減、知識の保存、信頼できる監査証跡の構築を行うプロセスです。20 カ所ある Rambøll 社のデンマーク支社に勤務する 1,000 名の従業員が PTC Mathcad を利用でき、エンジニアは計算を作成、取り込み、保護、共有、追跡、管理して、エンジニアリング プロセスの合理化、リスクの低減、さらには顧客に提供するサービスの向上を実現することができています。PTC Mathcad では、エンジニアが作成する計算を記録し、承認された計算値を中央のリポジトリに保存します。

紙の上で計算した場合と同じように PTC Mathcad で正確な計算が行われます。このソフトウェアでは特許取得済みの "ライブ ドキュメント インタフェース" が使用され、ユーザーが PTC Mathcad の柔軟性の高いワークシートに数式を入力すると記号が数式としての意味を持ちます。計算は自動的に行われ、結果が直接ドキュメントに表示されます。エンジニアは計算に用いた方法や仮定を説明するテキストを必要に応じて含めることができます。

「PTC Mathcad がなければ、計算は読み取り不可能な Pascal プログラミング コードの中に埋もれるか、スプレッドシートのセルの後ろに隠れてしまうでしょう」と Rambøll 社の専門知識開発担当代表のベント・フェダーセン (Bent Feddersen) 氏は述べています。「そのようなアプローチはエンジニアの時間を浪費します。彼らは新しい計算を最初から作り直すのではなく、再利用するだけで済むはずです。また、結果だけでなく、計算がどのように行われたかを確認する必要がある品質保証担当マネージャにとっても問題となります。PTC Mathcad がなければ、時としてエンジニアリングの調査を行う建築当局に報告するため、エンジニアは事後に計算とコンテキストを作成し直すことにもなります。ですから、PTC Mathcad は、品質、安全性、生産性、さらに時間と費用の節約も実現しています」

標準計算を簡単に共有

Rambøll 社のエンジニアは、PTC Mathcad を使用して、最も重要なエンジニアリング機能の標準計算を行っています。これらの標準計算には、PTC Mathcad リポジトリと PTC Mathcad Application Server からアクセスできます。たとえば、コンクリート梁の補強要件を計算する場合、エンジニアは会社のイントラネットの "コンクリート" のホーム ページを開き、補強計算にアクセスすることができます。計算はロックされている (不正に変更されないように保護されている) ため、エンジニアは計算式やデータ出力の信頼性も確信することができます。Web ページの標準計算を用いることで時間を節約し、Rambøll 社のプロジェクトをすばやく仕上げることにも貢献できます。また、標準計算を使用すると検証する必要がなく、品質保証を簡単に行うことができます。Rambøll 社では、散乱したファイルを集め、計算を改訂して、建築当局に提出するレポートをまとめる必要がなくなり、計算を印刷するだけで、Rambøll 社のプロジェクトの整合性を保証するために規制当局が必要とするすべての情報とコンテキストを提供できるようになりました。

「弊社は時間と費用を節約し、生産性も高めています」とベント・フェダーセン氏は述べています。「お客様は、プロジェクトが他社よりも早く仕上がることに満足されています。標準計算式が必要なとき、エンジニアも品質保証担当マネージャも検証を行う規制当局もすぐに入手できるため、そのメリットは明らかです」

自らの作品で会社に貢献し作品を紹介することに意欲的なエンジニアは、新しく作った計算を標準計算として積極的に経営陣に提案します。「エンジニアが有用な計算を考案したとき、これを標準計算にすることは簡単です」とフェダーセン氏は述べています。「データがどのように数式に組み込まれ、どのように結果が生成されているかが非常に明確にわかります」標準化された計算の価値は、各従業員のエンジニアリング経験とともに高まります。

Rambøll 社では、Mathsoft 社の FLEXlm 電子ライセンス技術を用いてソフトウェア ライセンスの使用と配布を一元的な場所から制御、監視、維持し、ネットワーク管理タスクを簡素化することによって、PTC Mathcad の使用を簡素化しています。

新しいバージョンが利用可能になると、Rambøll 社の土木技師であるイェンス・エリック・ニールセン (Jens-Erik Nielsen) 氏が Mathcad ニュース グループで同僚に通知するだけで、彼らは新しいバージョンをイントラネットからダウンロードできます。

「FLEXlm のオプションを使用すると、インストールがサーバーから制御されるため、ユーザー側でプログラムをインストールする時間を節約できます」とニールセン氏は述べています。「デンマーク国内のすべてのオフィスから PTC Mathcad サーバーにアクセスできます。PTC Mathcad のすべての更新プログラムは、PTC Mathcad サーバーから集中制御でインストールされます。それにフローティング ライセンスを使用しているので、ライセンスも最大限に活用できます」

では、Rambøll 社がほかの数学ソフトウェアではなく、PTC Mathcad を選んだ理由は何でしょうか。1 つの理由として、匹敵する機能を持つ他社製品がない点が挙げられます。もう 1 つの理由は、PTC Mathcad が Rambøll 社のエンジニアの作業効率アップに 20 年以上も貢献してきたことです。ニールセン氏が PTC Mathcad 1.5 を初めてコンピュータ ドライブに読み込んだのは、1986 年のことでした。それ以来、ニールセン氏は会社中にこの製品を紹介し、エンジニアが PTC Mathcad の機能を活用できるように、2 つのレベルのコースも教えています。

フェダーセン氏は、「来年中に、すべての国々および地域へと導入を拡大し、PTC Mathcad を 2,000 人を超える Rambøll 社のエンジニアの標準にするつもりです」と述べています。